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昔、一緒にバンドをやっていたボーカリストさんから、電話がかかってきた。

うわぁお、一体何年ぶりだろ〜?最近どうしてるの〜?なんて話をする。

「いや、それが、6月位に急性難聴になっちゃってさぁ。突然、右耳が聞こえなくなっちゃって・・・」

急性難聴〜?

どうしたらいいの?と思ったが、そのボーカリストさんは、使える手を全て使って、ようやく治したという。それは良かった。

急性難聴の原因って、ストレスとか言われるけれど、結局は良く分からないらしい。

「突然、耳が聞こえなくなって、目の前真っ暗になったよ。好きな人の声をもっとちゃんと聞いておけば良かったとか、もう人生終わったなって思った」

音楽をやる人だから、絶望感もより深いであろう。

話を聞いていて、その時の切なさや苦しい感じが、トクトクと伝わってきた。

それと同時に、大切なものに目を向けるチャンスだったんだなぁというのも伝わってきた。

病気とか、事故とか、天災とか、あまり起こって欲しくはないけれど、そういうのは「目を覚ませ〜!」的な、大きな気付きのチャンスだったりする。

この方も、病気から何に気付き何を学んだのだろうか?と、一瞬、思いを馳せる。

「ところで、七ちゃんは最近、何やってるの〜?」と聞かれたので、バンドのことを話した。

こうしてまたご縁が繋がるのは嬉しいな。