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私はお医者と薬が、どうにも嫌いである。信頼できるお医者さんと出会えない自分が悪いんだけどさ。今日は嫌いになった理由を書いてみる。

19歳の時に交通事故に遭い、私は自転車に乗っていたんだけど、頭を地面に強く打って、救急車がきて、救急車の人に自分の名前と親と職場の電話番号を告げて、そこに連絡してくれるように頼んでから意識を失った。

自分では覚えていないけど、生年月日や血液型なども告げていたらしい。意識を失うまではしっかりしていたつもりだけど、後から聞いたらメチャメチャな内容だった。

実は、交通事故に遭うのは事前に分かっていた。その日の夢で全く同じ内容の夢を見ていた(着ている服なども同じだった)し、自転車に乗ってある通りに出る時に「ここで事故に遭う」という気が強くして、通りに出る前に(止まる必要がある場所じゃないんだけど)一旦止まって、右見て左見て、もう一度右を見てから渡りましょうだったのに、車がやってきた。躊躇せずにそのまま走ってしまえば、多分事故は起こらなかったと思うけど、体がすくんでしまったのか、なんかウロウロしていた記憶がある。車とぶつかった時に思ったのは「やっぱり事故に遭ったかぁ」だった。

気付いたら、ある大学病院のベッドで寝ていた。自分としては2〜3時間寝ていただけの感じだったけど、3日間意識不明だったらしい。けどそんなにたいした事はなかった。左耳が聞こえにくくなったのと、頭にコブが出来たくらいか。ちなみに、未だに、どちらもある。

入院して何日か経ってから、ある事に気付いた。匂いがないのだ。病院だから匂いがないのかと思っていたけれど、食事にも、トイレにも、どこにも匂いがない。これはオカシイ。脳外科に入院していたので、そこから耳鼻科に出向いて、検査して調べたら、嗅覚がまったくなくなっていた。

脳外科に戻ると「事故で頭を地面に打ったショックで嗅覚を感じる神経が切れたのだろう」と先生は言った。治らないんですか?「匂いを感じる神経は目と目の間にあって、顔を切開して神経を繋けば治るかもしれないけれど、顔に傷がついてしまうし、絶対治るとも言えないから、匂いだし、目が見えないとかの重症じゃないから、そこまでやる事はないのではないか」と言われ、治すのは諦めた。

脳外科に入院しながら、嗅覚は担当が耳鼻科になるので、耳鼻科にも通った。耳鼻科では蓄膿症の気があるからと、蓄膿症の治療を受けた。退院してからも、脳外科と耳鼻科の両方に通った。

何度か通院して、CTスキャンとかの検査を重ねて、脳外科からは「もう大丈夫」の太鼓判をもらった。それで、確か保険金の請求に必要だったからだと思うけど、診断書を書いてもらう必要があり、脳外科の先生に書いてもらった。

けれど嗅覚のことだけは書いてくれなかった。「これだけは耳鼻科の担当になるので、耳鼻科の先生に診断書を書いてもらってください」と言われ、なるほど、と思い耳鼻科に行った。

そこで、耳鼻科で、何て言われたか。「診断書だって?冗談じゃないよ。あんたが匂いを嗅げないのは、蓄膿症だからだよ」

はぁー???確かに蓄膿症の気があるからと治療は受けていたけど、どうしてそれが匂いを嗅げない原因になるの。「蓄膿症で匂いを嗅げない人は、たくさんいるんだよ。あんただけじゃないの」いや、そういう人がいるのは分かるけど、私の場合は明らかに事故が原因じゃないですか。脳外科の先生は事故で頭を打ったショックで匂いを感じる神経が切れたから、もう匂いは嗅げないと言いましたよ。これは交通事故の後遺症になるんじゃないんですか?「脳外科的にはそうだけど、耳鼻科的には蓄膿症」じゃあ神経が切れていても、蓄膿症が治れば匂いは嗅げるんですか?「あんたはただの蓄膿症。事故とはまったく関係ない。診断書は書かない」

大喧嘩した。私だって譲れない。明らかに交通事故の後遺障害で一生匂いが嗅げない体になってしまったというのに、ただの蓄膿症だなんて、ひどすぎる。

耳鼻科の先生ではラチがあかないので、もう一度脳外科に戻って、事の次第を話す。「○×先生もしょうがないなぁ」という答えが返ってくるだけで、もう、どうしようもなかった。「ケンカしなければ、もうちょっと、どうにかなったのに」とも言われた。

ケンカしなければどうにかなるって、一体どうなるのだ?医者の機嫌をとらなければ、正しい診断書は書いてもらえないのか?

神経が切れているんだから当たり前だと思うけど、事故から10年以上たった今でも、匂いは嗅げない。それでも耳鼻科の医者は、蓄膿症が治っていないだけというのか。

結局、耳鼻科の医者は診断書を書いてくれなかったので、後遺障害の保険金はおりなかった。

あとから聞いた話では、保険会社と医者がグルになって、つまり保険金を出したくない保険会社が、医者に賄賂を払って「そういうことをする」こともあるそうだ。

その出来事から、医者が自分の体を治してくれるとは、とても信じられなくなったので、なにがあっても極力、医者には行かない・薬は飲まないようにしている。

けれど歯医者だけは、自分でどうしようもないので、何かあったら、すぐに行く。けれど歯が痛いと思って行っても「全然どこも悪くない」って言われるんだよなぁ。