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母の家に行きました。

昨日、一人で移動できたというので、どんな具合か?楽しみに行きましたが、残念ながら母は、衰弱していました。


もうベッドから、動けなそうです。

私は、自分が母にやれること、エネルギーワークなどを、やれる限りやろうと思って行きましたが、足を揉んだり、マッサージするくらいのことしか出来ませんでした。


母が一人でいる時に、何かあったら嫌だなーと思います。

誰かがいつも、そばにいてくれる環境のほうがありがたいので、緩和ケアに電話をしたら「緩和ケアに入るのに抵抗があったら、内科に入院してはいかがですか?」と、アドバイスを貰いました。

それを訪問診療の医師に話したら、ひとつだけ、入れる病院を見つけてくれました。

「今の時点では、入院費と、差額ベッド代1日5千円払えば、入院できます。ただし2週間限定です。」とのことでした。


「今の時点では」というのは、先週から刻々と、病院の体制が変わってきているのです。

これからコロナ患者が爆発的に増える見込みで、大きい病院は「ベッドをあけておくように」と、指示があったそうです。


小さい病院は、まだそこまで指示が行き届いていないので、入院できると思いますが・・・。

訪問診療の医師は、病院に入院するのはいいけれど、そこで孤立したり、家に帰ってこれなくなることを心配していました。


入院できると紹介された病院のホームページを見たら、新型コロナ感染予防のため、家族でも、面会禁止と書いてありました。

病院から呼ばれた時だけ、5分だけ面会できるそうです。

それは、困ります。


だったら緩和ケアにと思って、電話をしたのですが「死ぬと分かっている人のために、ベッドを使えない」と断られました。

緩和ケアは、死ぬと分かっている人のためのベッドじゃないのかー!と思うのですが、こちらも、コロナ患者のために、ベッドを使いたいそうです。

厳しい状況です。


母を一人にして、帰るのは忍びないですが、終電で帰りました。

「ごめんね。生きているうちに会えるのは、これが最後かもしれない。」と言って、帰りました。

一人ぼっちで身動き取れず、死を待つのは、つらいだろうと思います。

どうにもできない自分が、はがゆいです。