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母の緩和ケアに、面談に行きました。

母も一緒に行く予定でしたが「気持ちが悪くて行けない」と連絡がありましたので、母の家に寄って、保険証や紹介状など、必要なものを受け取ってから行きました。

20200326緩和ケアの待合所には、ドリフのDVDが置いてありました。

いつもここに置いてあるのか、志村けんさんがコロナで入院されたから置いてあるのかは分かりません。

志村けんさん大好きの私としては、早く良くなって欲しいと願います。


緩和ケアの面談では、治療は一切しないこと、もしもの時に延命治療なども行わないことを説明されました。

そして「本人が入りたいかどうか?」を確認されました。


母は入りたくないと伝えたら、一旦、保留となりました。

母の意志が変わったら連絡すること、その時点で審査してOKが出て、ベッドが空いたら入れるとのことでした。


面談が終わり、緩和ケアを出ました。

帰り道に桜の名所があるので、ちょっと桜を見てから、母の家に戻るつもりでした。


しかし、母と訪問看護師から電話が入り、今すぐ救急車で病院に行った方がいいから、急いで戻ってこいとのこと。

何だってー!


胃瘻から、少量ですけれど、出血が続いて止まらないそうです。

気持ち悪いのもあって、私が緩和ケアに行っている間に、母が訪問看護師に連絡して来てもらい、訪問看護師が訪問診療の医師に電話して、状況を伝えたところ、内臓から出血しているかもしれないから、救急車を呼んで病院に行って、診て貰うようにと指示が出たそうです。


せっかく目の前に名所があるのに、桜を見る時間もないのかぁ。

タクシーで、母の家に行きました。


訪問看護師さんがまだいて「しばらく入院するかもしれなから、洗面道具、スリッパ、靴、2〜3日分の着替えと栄養剤、薬を持って行ったほうがいい」と言われました。

何がどこに置いてあるのか分からないので、その荷造りをするのに、1時間位、かかりました。


荷物の準備(スーツケース1つと、段ボール一箱)が出来てから、救急車を呼びましたが、またもや問題発生です。

受け入れてくれる病院がないそうです。

かかりつけの病院に、緊急隊員が連絡したら「もう違う病院(緩和ケア)に、バトンタッチしたから診ない」という返事だそうです。

でも「先日そちらで交換したばかりの胃瘻のことなので」と交渉して貰って、かかりつけの病院の、緊急外来で診て貰えることになりました。


かかりつけの病院まで、救急車で20分かかりました。

これまで何度か救急車に乗った事がありますが、人の付き添いで救急車に乗るのは、今回はじめてかもしれません。


かかりつけの病院に着いて、医師に診て貰った結果「なにも問題ない」と言われました。

出血していない(止血している)し、貧血でもないし、どこも問題なく診るところがないので「帰ってください」と言われました。

母は病院にいたいようでしたが、渋々ベッドから起き、タクシーを呼んで帰りました。


家の前で、タクシーから降りて、家まで歩くことが、母には辛そうでした。

でも私も、スーツケースと段ボール一箱を運んでいるので、手を貸すことができません。


結果的には、救急車を呼ばないで、家で寝て、もう少し様子をみていたほうが良かったですね。

ああもう、何しに行ったんだか・・・。