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駅前のインドカレー屋で、少し前から、始めて顔を見るようになった、インド人と思われるお兄さん(店員さん)。

まだ日本に来たばかりで日本語が喋れないのか、恥ずかしそうに、頭を少し会釈するように下げながら、笑顔は浮かべるが、一言も言葉を発しない。

でも最近になって、一言だけ、話すようになった。

「アリガトゴザマス」

おー、すごい。喋れるように、なったんだ!

でも、それしか喋れないみたいで、彼は、接客はしていない。水や食事を運ぶか、テーブルを片付けるという、話さないで済むことをしている。

先週のライブの帰り、代々木駅構内で、すれちがいざまに、笑顔を浮かべて会釈していった男性がいた。それが、彼だった。

たいして絡んでないけど、私のこと、覚えてくれたのか!と嬉しかった。

それで、今日もそこに、インドカレーを食べに行ったら、彼がいて、いつもと同じように、笑顔を浮かべて会釈してきた。

いつもと同じで話はしなかったけれど、会釈の前後に視線を合わせるだけで、「どうもどうも!先日はバッタリ駅で会いましたね!」と言い合えたような、テレパシーみたいので通じ合ったような気がした。

勝手な思い込みかもしれないけどさ。

視線を合わせるだけで、伝わることも、あるよね。