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「時間よ止まれ」と言いたい忙しい日々が続いてる。どうやったら、止まるんだろうなぁ。

変なこと覚えているものだけど、私が小さい時に、祖母が「リスをトイレに流してしまった」と言ったのを思い出す。

従姉妹が旅行している間、飼っていたリスを祖母に預けたんだけど、いつの間にか脱走したらしい。祖母はトイレで、用を足し、水を流し、便器の中で渦巻く水とともに、飲み込まれていくリスを見たそうだ。

「トイレで水を飲んでいたのかもしれない。全く気付かなかった。かわいそうなことをした」と語っていた。

私は話を聞いただけで、流されたリスに会った事もないんだけど、その時、その光景が、ありありとイメージできた。そして、その自分が作ったイメージが、どういう訳だか忘れられず、今でも鮮明に思い出すことがある。

これって、トラウマなんだろうか?従姉妹と祖母には、ショックな出来事だったろうけれど、でも私が傷ついている訳ではないので、なんで忘れられないのか不思議だ。

忙しくて、息をつく暇もない時は、必ずこの話を思い出す。そしてトイレに流されていったリスと、忙しい波に飲まれている自分を、だぶらせてイメージしてしまう。

妙なクセがついたものだ。

・・・あ!思い出した!

飼い主の従姉妹に「トイレに流したと言うとショックだろうから、リスは、脱走して逃げちゃったことにしておこう」と、祖母から言われたんだ。

脱走したのは事実なので嘘ではないし、私は、その提案に同意したんだけど、なんとなく隠し事をする後ろめたさが、あったのかもしれない。だから、忘れられなかったのかな〜?

ここでバラしちゃっていいのか?って感じもあるけれど、従姉妹ももう大人だし、事実を受け止められるよね。少しスッキリ、心が軽くなったわ。