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母のお見舞いに行った。

私は母に対し、腹を立てていた。

何故かというと、昼間、母の勤め先に、手術のことを報告しようと電話を入れたら「これから週何日か、仕事手伝いに来てくれるんでしょ?」と言われたからだ。

へ?何のこと?

「こうした(ある専門業種の)勉強もしてるって聞いたし、パソコンも出来るし、頼りにしてるよ」みたいなことも。

へ?いつの間に、そんな話になってるの?そんな勉強、してないよ、あたしゃ。

母が適当に、言ったのだろうか。私は自分の仕事だけで手一杯なのに、人の仕事のことまで、面倒みきれん。

だから、勝手にそんな話になっていることを怒ってやろうと思って病院に行ったんだけど、体のあちこちに、管をさし、チューブをさしている母に、何も言えなかった。

あーあ、あたしゃ、知らないぞ〜。と思うんだけど、母は当分話せないので、勤め先に、このことを説明するのも、私の役目になるんだよな。あー、ややこしいことしやがってと、ますます腹が立つ。連日の疲れもあって、過剰にカリカリする。

考えれば考えるほど、カリカリする。カリカリカリカリ・・・。

このままじゃ、あかん。私も癒されなくちゃ!

ってことで、美容院に行く。

いつもやってもらっている美容師さんは、私と母を繋ぐ、唯一の存在だ。母子で同じ人に髪の毛をやってもらっていたんだけど、私は美容師さんから母の近況を聞き、母もまた然り、だった。

だけど突然、家庭の事情により、今月いっぱいでお店を辞めて田舎に帰ると、美容師さんから連絡が来た。なので最後に、やってもらいに行った。

このタイミングで、美容師さんが辞めちゃうのも、何か仕組まれてのことなのかなぁと思ったりする。偶然にしては、出来すぎてる。

多分、もう会うこともないだろうし、今までの御礼に何か・・・と思い、プレゼントを買って渡した。喜んでもらえたみたいだった。

私を癒してくれていた人が、いなくなるなんて、寂しくなる、なぁ。