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母から手紙が届いた。何故か、封が開いていた。病気で声が出ないので、手紙を書いてきたのだろうが、病状など詳しく書いてある。

私の親友に、ベラベラ病気のことを話したのを見ると(声が出ないっていうんだけどねぇ)母自身も、相当、こたえているのであろう。

そして「万が一のことも考えておいてください」とあり、もしもの時には関係者に、ファックスを送るようにと、私の署名入りで、数字を入れるだけで済むように、下記の文面があった。

「訃報のお知らせ」
母が逝去しました。

死亡日:平成17年 月 日( )
通 夜:平成17年 月 日( )午後 時〜 時
告別式:平成17年 月 日( )午前 時〜 時
場 所:



・・・17年だけ、数字入れやがって。こいつ、死ぬ気だ。バッカヤロー!

生死は神のみぞ知る。命あるもの、いずれ果てるものだけど、死ぬ気で手紙、よこすなよ。

まだ花嫁姿も、孫の顔も、見せてないんだぜ?

と、身内だと、いきなりガラが悪くなる私だが、涙が止まらない。

この手紙をもらって、私に、何ができるんだろう。

諦めないで、生きてくれ。生きる強い意志を持ってくれ。病は気から、本人次第で、病気は治せるんだ。私はそう信じてる。

だって、私の親だもん。辛い時は、何くそって立ち向かえって、言ってたじゃないか。

死なれたら困るんだ。うちにファックスは、無いんだ!